Astro 5に対応しました!

2024年の年末にリリースされていましたが、弊社もようやくアップグレードすることができました。
マイナーバージョンのアップグレードは気軽にできますが、メジャーバージョンのアップグレードはなかなか腰が重くなりがちです。特に、Nuxt 2 から Nuxt 3 への移行で苦労した経験がある人は、いまだにそのトラウマが残っているかもしれません。
とはいえ、今回もサクッと Astro 4 から Astro 5 へアップグレードしてみました。
依存関係の不整合に少し手間取りましたが、さすが Astro。特にコードの修正をすることなく、問題なく動作しました。
コンテンツレイヤー API
Astro 5 では、このコンテンツレイヤー API が正式に組み込まれました。 従来の Content Collection はローカルデータのみを扱っていましたが、新しいコンテンツレイヤー API を使うことで、リモートのデータ管理も可能になりました。
しかも管理がとても簡単!
すでに WordPress 用のローダーも用意されており、以下のリンクから利用できます。

通常、API を読み込む際には fetch を使いますが、デフォルトでは 1 回の読み込みで 100 記事の制限を受けます。100 記事以上ある場合、複数回のリクエストが必要となり、管理が面倒になります。
しかし、このローダーを使うと、すべてのデータを 1 回の読み込みで取得できるのがすごい点です。 さらに、仮想サーバーの立ち上げ時に一度データを読み込んでキャッシュするため、ページの読み込みが遅くなることもありません。特に、View Transition を活用してページ間の切り替えを行っている場合、その恩恵を大きく受けることができます。

このローダーはまだメジャーバージョンではないようですが、今後の発展に期待したいですね。
View Transition
Astro とは直接関係ありませんが、View Transition も 2024 年末に Safari に対応しました。

これにより、よりスムーズで直感的なページ遷移が可能になり、Web サイト制作がますます捗っています!
お知らせ
弊社では、単体の Web サイト制作の割合は少なくなってきていますが、最新技術のキャッチアップは常に行っています。 また、店舗撮影と組み合わせた Web サイト制作も承っておりますので、ご興味がある方はぜひお問い合わせください!