株式会社メイヴス様よりご依頼いただき、福岡市内のリフォーム済みマンションを撮影しました。
築年は2021年と比較的新しく、共用部から室内まで丁寧に管理された美しい物件です。特に高層階からの眺望が魅力的で、リビングやテラスからは福岡の街並みを一望できます。
今回は、この撮影事例をもとに「なぜ建築写真では窓の外の景色まできれいに見えるのか」についてご紹介します。


今回撮影したマンションについて
今回の物件は、株式会社メイヴス様よりご依頼いただいたリフォーム済みマンションです。
外観や共用部はもちろん、室内から見える景色も大きな魅力のひとつでした。
特にリビングや洋室からは広々とした空が見え、テラスからは福岡市内の街並みを見渡すことができます。
物件の魅力を写真で伝えるためには、室内だけでなく窓の外に広がる景色も重要な要素となります。

実際に見た景色と写真は違う
マンションの室内から外を見ると、私たちの目には自然な景色が見えています。
青空は青く見え、遠くの街並みも見えています。そして室内も暗く感じることはありません。しかしカメラで撮影すると、そう簡単にはいきません。
例えば空の色をしっかり残そうとして露出を下げると、室内は暗くなり黒く潰れてしまいます。反対に室内に合わせると、窓の外は真っ白に白飛びしてしまいます。
人の目は無意識に補正している
「実際の景色も写真に撮ればそうなるもの」
そう思われる方もいらっしゃいます。
しかし実際には、人の目と脳は明るい場所と暗い場所を同時に認識しながら、無意識に情報を補正しています。
私たちは補正後の映像を見ているため、室内も景色も自然に見えているのです。一方でカメラは、そのまま記録するため人間の見え方との差が生まれます。
建築撮影で行う撮影方法
そこで建築撮影では、明るさの異なる複数枚の写真を撮影します。
青空や街並みが適正な明るさで写った写真。

室内の壁や床、設備が適正な明るさで写った写真。

それぞれを撮影し、後から1枚の写真へ仕上げます。

すると窓の外の景色が白飛びせず、室内も黒潰れしない自然な写真になります。
HDR合成とは
このように明るさの異なる複数枚の写真を組み合わせ、人が現地で見た印象に近づける技術をHDR合成と呼びます。
HDR合成というとCGや特殊な加工を想像されるかもしれません。
しかし建築撮影で行うHDR合成は、存在しない景色を作るためではありません。
人の目に見えている景色や空間を、できるだけ自然に写真へ再現するための技術です。
今回の撮影でも、リビングや洋室から見える景色、そしてテラスからの開放感を自然に伝えられるよう活用しています。

建築撮影・不動産撮影はKUMICODEへ
今回ご紹介した物件のように、マンションや住宅の魅力は室内だけでなく、眺望や光の入り方によっても大きく変わります。
KUMICODEでは建築撮影・不動産撮影・民泊撮影において、物件本来の魅力が伝わる写真を心掛けています。
今回撮影したマンションの全31枚の写真は、下記の作例ページよりご覧いただけます。
【作例ページへの内部リンク】
株式会社メイヴス様ご依頼のマンション撮影|福岡市の建築撮影事例
この記事を書いた人


KUMICODE代表
フォトグラファー / プログラマー
WEBサイト制作に精通したプログラマーとして活動する一方、カメラマンとしても精力的に活動中。
人物撮影では、屋外・屋内を問わずストロボを用いたライティングによる表現を得意とし、建物の撮影では水平・垂直を強く意識した構図に加え、ソフトウェアによる徹底した仕上げを行っています。
料理撮影においては、その場にある小物や環境を活かしたアイデア重視のアプローチが持ち味です。
ジャンルを問わず「被写体本来の美しさをナチュラルに映し撮る」ことを信条に、【40代・50代以上の女性を美しく撮る】をテーマとして、日々ミラーレス片手に現場を駆け回っています。