佐賀県佐賀市にある佐賀市歴史民俗館の旧三省銀行・旧福田邸とどんどんどんの森(どん3)にて、成人式の前撮り撮影を行いました。

今回の主人公は、二十歳を迎えられる女性とご家族、そして彼氏さんです。撮影時間は2時間。
ストロボを使った撮影はもちろん、自然光を活かしたカットや、光の向き・質を意識したライティングなど、さまざまな表現を取り入れながら撮影を進めました。
最後に撮影した「どんどんどんの森」では、その場の雰囲気はそのままに、被写体のみを際立たせるライティングで撮影しています。
撮影は旧三省銀行からスタート
最初に旧三省銀行の建物内にて撮影を行いました。
2階にある50畳の広間は、ドッジボールでもできそうなほどの広さがあります。
ここでは、弊社のお家芸でもあるストロボを使用して空間をスタジオ化したライティングを行いました。

障子を開けると、室内に一気に光が差し込みます。

今度は、縁側の窓から入ってくる自然光がのみで撮影しました。
縦で。

横で。

広間から縁側へ出ることで、空間の印象が大きく変わり、先ほどとはまた違った雰囲気のある一枚になりました。
さらに角度を変えると見え方も変わりました。障子をフーレムインすることで建物の古さや暖かさがうっすら伝わりそうです。

さらに角度を変えることで、見え方も大きく変わりました。障子をフレームインすることで、建物の古さや暖かさがさりげなく伝わります。自然光の柔らかさを残しつつ、被写体の立体感だけを補うイメージです。
フィルム調仕上げと彼氏さん登場
次は座りのカットです。
レタッチを固めにフィルム調に仕上げた一枚になります。
縦で。

ここで彼氏さんにもご登場いただきました。
横構図で撮影しています。

50畳の広間を出た廊下も、光の入り方が良く、印象的な空間でした。

1階での撮影と自然光風ライティング
1階はお庭の景色がとても素敵だったため、ここでも撮影を行いました。

こちらのカットは自然光のように見えますが、クリップオンストロボ1灯のみを使用しています。光の方向や距離を調整し、あえてストロボ感を出さないようにしています。

周辺の影の落ち方も、柔らかく自然な雰囲気になりました。続いて、彼氏さんと見つめ合っていただいたカットです。
背景がギリギリ見える露出に設定し、こちらは自然光のみで撮影しています。

玄関でのマジックアワー撮影
入り口玄関では、ちょうどマジックアワー中でした。空の明るさが残る時間帯を活かし、自然光のみで撮影しています。


縦構図でも撮影しました。


旧福田邸へ移動
撮影の合間には、iPadで写真を確認していただきながら、少し一息つく時間も。リラックスした空気の中で、次のカットへと進んでいきました。

場所を旧福田邸に移動しました🚶♀️ここではお庭を中心に撮影を行っています。
まずは彼氏さんと。

お一人でのカットも、縦構図で撮影しました。


そして、やはり彼氏さんと二十歳の記念の一枚です。

どんどんどんの森(どん3)での撮影
さらに場所を移動し🚗どんどんどんの森へ。
定番ともいえる撮り方ですが、
その場の空気感を残しつつ、被写体を際立たせることができます。


彼氏さんとのローアングルも、とても印象的でした。

傘を持っていただき、相合傘でのカットも撮影しています。


そして最後は、皆さまで。

佐賀市歴史民俗館での撮影について
佐賀市歴史民俗館は、事前に撮影予約を行うだけで、別途撮影料金はかかりません。
人も比較的少なく、非常に撮影しやすいロケーションです。
平日であれば貸切状態も可能です。わざわざ遠方から足を運んでいただいても、十分おすすめできる場所だと思います。
さて次回は、奥さんに着物を着せて撮影に行ってみようかなと思います。
この記事を書いた人


KUMICODE代表
フォトグラファー / プログラマー
WEBサイト制作に精通したプログラマーとして活動する一方、カメラマンとしても精力的に活動中。
人物撮影では、屋外・屋内を問わずストロボを用いたライティングによる表現を得意とし、建物の撮影では水平・垂直を強く意識した構図に加え、ソフトウェアによる徹底した仕上げを行っています。
料理撮影においては、その場にある小物や環境を活かしたアイデア重視のアプローチが持ち味です。
ジャンルを問わず「被写体本来の美しさをナチュラルに映し撮る」ことを信条に、【40代・50代以上の女性を美しく撮る】をテーマとして、日々ミラーレス片手に現場を駆け回っています。

