機材の話が続いてしまいますが、今回も良いのが出たので書かずにはいられません。
タイトルにもある通り、Godoxから新しく登場したクリップオンストロボ「iT30Pro」について。

正直なところ、もうストロボはたくさん持ってるし、最初はスルーしようと思ってました。
でも…なんとこれ、コマンダー機能付きなんですよ。しかもこのサイズ感。
Godoxの「X3」っていうタッチパネルのコマンダーがありますよね、あれもめちゃくちゃ良い。でも、コマンダーはすでに持ってるから「これ以上はいらないな〜」と思ってたんです。
それが今回、コマンダーにもなるクリップオンストロボってことで、もう気づいたら買ってました。
撮影仕事での機材構成に革命
自分は出張撮影の仕事が多くて、基本的にカメラもレンズもストロボも、予備含めて同じものを2つずつ持っていくスタイル。
安心第一、現場でのトラブルは極力避けたいので。
でもね、コマンダー2つ持ってくのって、意外と地味にかさばる。小さいとはいえ「コマンダーだけ」の機材ってやっぱり荷物の一つになる。
その点、ストロボ兼コマンダーであるiT30Proは最高すぎる。
メインストロボの代わりにはなりにくい光量だけど、「ないよりマシ」どころか、十分役に立つレベル。
撮影内容によっては、サブのストロボ・サブのコマンダーとして1台で2役をこなしてくれるのは本当にありがたい。
フォトウォークとの相性も抜群
あと、地味に大事なのが「サイズ感」と「見た目」。
フォトウォークしてると、V100みたいな大きめのストロボがカメラに乗ってるだけで、めちゃくちゃ目立つんですよ。


注目されすぎると、自然なスナップが撮れない場面もあったりするから、なるべく存在感を消したい派。
そんな時にこのちっちゃいiT30Proは本当に優秀。
正直、光量が弱いとか、熱くなりやすいとか、不満はあります。でも、あのサイズなら「許す」って感じで今日も使ってきました。
今日の使用レポート(門司港にて)
今日は仕事で門司港まで出張撮影があって、その帰りにちょっとだけ門司港駅周辺をフォトウォーク。
夕方だったこともあり、そこまで強い光が必要な状況じゃなかったのもあるけど、この小ささはやっぱり神。
しかも、V100譲りの高速連写もバッチリ。
下の作例は連写で撮ってアニメGIFにしてみました。

これからしばらく、フォトウォークのときはV100じゃなくてiT30Proの出番が増えそう。
ただ、オフストロボでは使わないかな。このストロボの良さは「小さくて、軽くて、カメラに取り付けられる」ってところに利点や美点があると思ってます。
ということで、まずはTTLオンストロボで撮ってきた写真を載せておきます。




実際に使ってみた印象としては、「予備のつもりが主力になりかけてる」そんな感じ。
この記事を書いた人

KUMICODE代表
フォトグラファー / プログラマー
WEBサイト制作に精通したプログラマーとして活動する一方、カメラマンとしても精力的に活動中。
人物撮影では、屋外・屋内を問わずストロボを用いたライティングによる表現を得意とし、建物の撮影では水平・垂直を強く意識した構図に加え、ソフトウェアによる徹底した仕上げを行っています。
料理撮影においては、その場にある小物や環境を活かしたアイデア重視のアプローチが持ち味です。
ジャンルを問わず「被写体本来の美しさをナチュラルに映し撮る」ことを信条に、【40代・50代以上の女性を美しく撮る】をテーマとして、日々ミラーレス片手に現場を駆け回っています。